2020/10/31
股関節の痛み 足のつけねの痛み

こんにちは!
上野毛みやび整骨院です。

本日は「股関節症」についてお話しします。

股関節症とは、股関節内に起こる全ての症状の総称です。

割と来患率の多い症状なのですが、患者様それぞれ何処を痛めてるかで治療も異なるので、大きく4つのタイプ訳で説明していきます。

1□大腿骨頭に問題のあるタイプ
2□受け皿(臼蓋)に問題のあるタイプ
3□骨頭と受け皿のどちらにも問題のあるタイプ
4⬛骨頭と受け皿のどちらにも問題のないタイプ

と分別して考えてます。

1□大腿骨頭に問題のあるタイプ

先ずこちらが来患率の多いタイプになります。

原因としては、加齢と共に起こる骨粗鬆症が基本になる原因です。

骨粗鬆症になることにより、大腿骨頭が変形しやすくなり起こります。

〇好発年齢
60才以降の女性に多い疾患です。

初期症状は、たまに痛むが数時間~数日で治まります。
が、かえって治まってしまうことにより初期での治療に入る患者が少なく、徐々に痛みの期間が長くなり重症化してしまうケースが多々あります。

いかに初期症状で適切な治療を行うかが、今後の生活に支障が出ないかの分け目になるので、軽視せずに股関節の違和感や痛みがある場合は直ぐに当院を含めて専門の医療機関にかかることをお勧めします。

2□受け皿(臼蓋)に問題のあるタイプ

こちらについては、「臼蓋形成不全」といった出生時からの状態を含めた症状がベースになります。
〇好発年齢
こちらも女性に多く活発に動く20代前半までは、股関節の痛みや違和感があっても、関節の周りを支える筋力も強いので目立つ症状は出にくいのですが、筋力の弱くなる30代後半~50代からが症状を抱えて来患率が多い世代になります。

こちらも重症化してからの来患率が高いため、早めの医療機関へと相談が今後の生活に影響します。

3□骨頭と受け皿のどちらにも問題のあるタイプ

こちらは上記2つのタイプの重症化した変形を含む症状になります。

骨頭も臼蓋も変形してる為、殆どが手術適応になります。

過去から症状があり、我慢してたり治療を諦めて来患される患者様が非常に多いケースなのですが、手術適応にならないケースもありますし、治療することで痛みは改善する症状なので、いずれにせよ早めの相談と適切な処置が必要になります。

4⬛骨頭と受け皿のどちらにも問題のないタイプ

こちらは例外的に股関節症では無いのに、股関節に痛みがある方です。

こちらは股関節自体には原因は無いのですが、ハッキリと症状が出てます。

この場合の多くは、実は「腰(腰部神経)」からの症状であることが殆どです。

なので、股関節の治療をいくらしても股関節の痛みが改善されず、治らないと思い治療を諦めて来患される方が多いケースです。

〇好発年齢
腰が悪い患者様に起こるため、若い男女~高齢の男女まで幅広く起こります。

適切に腰の治療を行えば、必ず今より症状は改善します。

上記のどのタイプで自分の股関節は痛むのか、先ずはそこから理解して治療に取り組んで貰えるように当院では問診をしっかり行い施術に入らせて頂いてます。

股関節に少しでも不安がある方、当院に相談からでも構いませんので是非お越し下さい!