2021/01/29
放っておくと危険!膝の痛みについて

こんにちは!上野毛みやび整骨院です。
本日は膝の痛みについてお話します。
まずは膝がどのような構造になっているのか見ていきます。

●膝の構造

膝は、大腿骨、脛骨、膝蓋骨の3つの骨で構成されています。
それぞれの骨の表面には関節軟骨という組織があり、その間に半月板というクッションがあります。
この構造により、関節の動きを滑らかにしたり、体重によって関節にかかる負担をうまく分散したりする働きがあります。
この関節は前十字靱帯、後十字靱帯、内側側副靱帯、外側側副靱帯の4つの靭帯によって補強されています。これらの役割は関節の微妙な動きを可能にすることや、骨が外れることを防ぐ働きがあります。
膝にはもう一つ関節があり、膝蓋大腿関節という膝のお皿と大腿骨との関節があります。この関節によって筋肉の力がしっかり下腿に伝わるようになっています。
最後にこれらを大きく包み込むような袋状の組織があり、関節包といいます。この関節包が膝の内部を満たす関節液の分泌や吸収を担っています。

膝の痛みにはいくつかの原因がありますが、その中でもよくみられるものとしては、「変形性膝関節症」「関節リウマチ」「半月板損傷」などが挙げられます。

●関節リウマチ

関節リウマチの特徴は膝だけでなく全身に症状が出る点です。その他にも手足の関節が炎症によって腫れる、変形するといった症状があります。この病気に初期では、熱っぽさや食欲減退、朝の関節のこわばりなどが症状として現れます。
心当たりや気になる点がある方は早めに専門機関にいき相談しましょう。

●半月板損傷

膝関節にある半月板というクッションの役割を担う組織に傷がつくことで起こるものです。
この場合、膝の曲げ伸ばし時に痛みが出る、膝が伸び切らない、階段の上り下りでの痛みが挙げられます。スポーツ選手や20代、30代など比較的若い世代に多いです。

●変形性膝関節症

変形膝関節症が膝の痛みを訴える方の中で一番多い原因であり、内側が痛くなることが多いです。
年代では40代頃から症状が始まる場合が多く、加齢によって筋力が低下しやすいという理由から女性に多いという特徴があります。また、肥満やO脚といった身体の歪みも危険因子として挙げられます。

 

 

●進行度による分類

この変形性膝関節症は進行度によって、「初期」「進行期」「末期」の三つの段階に分けられます。

・初期

年齢による関節の劣化などにより、関節内の軟骨が擦れあい関節軟骨の表面に傷ついてきます。この時期の痛みは立ち上がりや歩き始めといった動作の初めに生じることが多いです。この段階では運動療法や薬物療法がメインとなります。

・進行期

この段階では軟骨といった関節表面の組織がすり減ったり、一部はがれたりすることで骨そのものに異常が起こります。関節の変形が見られ、正座や階段の昇り降りが困難になります。
この時期でも運動療法と薬物療法を中心に行います。

・末期

軟骨組織がなくなり、骨同士がぶつかり合いさらに変形が進んでいる状態です。安静時にも痛みが強く表れることも多く、膝が伸び切らず歩行が難しくなります。
この段階に入り、痛みが強い場合は、手術の適応となります。

・女性でO脚の方は要注意!

女性でO脚の方は変形性膝関節症に要注意です。O脚は膝が外側に開いてしまい、足をつけて立った時に膝の内側同士がつかない状態です。この状態で生活していくと、膝の内側に体重による負担などが集中してしまいます。普通の状態に比べ、膝の軟骨が摩耗しやすく変形性膝関節症になりやすいです。
O脚のような原因についてもなるべく早い段階で取り除くことで、変形性膝関節症のリスクを減らすことができます。また、既に変形性膝関節症になっている場合でも、特に初期の段階であれば適切な治療により進行を抑えることができます。

当院では、全身を見てO脚といった身体の歪みがどこから来ているのかを詳しく診させていただいております。そして、「安全な無痛の骨格矯正」や「独自の電気を使用した筋力トレーニング」などを使い、それぞれの患者様に合った施術で矯正しております。まずは、自分のO脚程度、身体の歪み状態、膝の痛みなどで少しでも気になることがある方は当院、もしくはお近くの専門機関で診てもらいましょう。

今回は、膝の痛みについてざっとお話させていただきました。
原因によってそれぞれ治療内容も異なります。また、似たような症状も多いので自己判断はなるべく避け専門機関を受診し、早めの対策を講じられるようにしましょう。

 

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